図2 パルスオキシメータで使われている赤色光と赤外光の吸光度 ここでは,酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビン以外に生体の血液に存在する
一酸化炭素ヘモグロビンとメトヘモグロビンの吸光度は記載していない。 ~~健常者の動脈血ヘモグロビン酸素飽和度( SaO2)は約 98%で,光を通してみると真っ赤であるが,静脈血の SaO2 は約 75%で黒い紫色である。この色の違いは,動脈血の酸化ヘモグロビンが赤色の光をよく通し(赤色の吸光度が低い),静脈血の還元ヘモグロビンは赤色の光を通しにくい(赤色の吸光度が高い)ことによる(図 2)。したがって,色の違いから動脈血の SaO2を推定することが可能である。~~
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一般社団法人 呼吸研究解散のご案内
拝啓 平素は一般社団法人 呼吸研究の活動に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、一般社団法人 呼吸研究は本年3月に法人組織を解散し活動を停止することになりました。 滝島任先生が初代編集委員長として、1982年9月に創刊された雑誌『呼吸』は、読者の皆様やご寄稿いただいた先生方など大変多くの方々からのお力添えを賜り、呼吸器学の月刊専門誌として、基礎から臨床にいたるまでの最新知見を読みやすい誌面でお伝えしていくことを目標に、刊行を続けてまいりました。その『呼吸』が諸般の事情により、2014年末に34巻12号で冊子体としての発行を休止いたしました。 その後、『呼吸』編集委員会は、呼吸器関係の学術誌が限られた発行状況にあることを考慮して、『呼吸』バックナンバーのWeb上での閲覧を持続するとともに、電子図書『呼吸』eレポートの発行を行ってまいりました。 しかし諸般の状況検討により、今後の活動継続は困難と判断し、法人解散の手続きを関係者の体力的に余力があるうちに実施することを編集委員会の総意として決定しました。 法人解散後は、一般社団法人 呼吸研究が有していました『呼吸』等発行図書の著作権を公益財団法人 日本呼吸器財団に承継していただき、WEB上での “『呼吸』バックナンバー検索・閲覧システム”の維持運営と発行済『呼吸』eレポートの閲覧公開を継続することにしています。 長きにわたり『呼吸』と一般社団法人 呼吸研究の活動にご支援賜りました皆様方には厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。 末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
敬具
2020年2月 一般社団法人 呼吸研究 事務局 |