一般社団法人 呼吸研究 RESPIRATION.JP|雑誌「呼吸」by Respiration Research Foundation 


最新号 3巻2号



~~今月の論文(『呼吸』バックナンバーより)~~

呼吸27(11):1058―1064,2008
講座 画像診断
CTでみる肺感染症  ① 肺のCT解剖と肺感染症の基本的画像所見・パターン
要旨  CTを読影するにあたって最低限知っておくべき解剖学的事項を解説し,続けて,肺感染症の CTにみられる基本的画像パターンをレビューした。肺の CT解剖については,二次小葉の捉え方,小葉中心の考え方,小葉辺縁構造の胸膜下と肺野中枢側における考え方の違い,などを認識することが重要である。また,感染症の CT画像におけるパターンには,コンソリデーション,小葉中心性陰影,びまん性すりガラス影,多発結節影,嚢胞・空洞性陰影,びまん性粒状影などがある。これらのパターンは数多くの非感染性肺疾患に酷似する場合が多いが,幾つかの特徴的な画像所見を抽出し,臨床所見と合わせることで,感染症の診断に近づくことが可能である。
  

キーワード: 肺  解剖  CT  感染症
          図10 インフルエンザ A 型肺炎におけるすりガラス陰影
              右肺にびまん性にすりガラス陰影が認められる。
              背景の肺野には軽度の気腫性変化が存在する。

~~胸部写真における“すりガラス影”という言葉は,肺野全体に霞がかかったような状態を指す非特異的な用い方をされるが,CTではより厳密であり,背景の血管陰影が透見できる程度の淡い吸収値上昇を指す。しかし,CT上すりガラス陰影が表す病理学的背景は非特異的であり,肺隔の炎症性肥厚,肺胞腔内の軽度の滲出性変化など,末梢肺野の気腔が均等に温存されれば同じ画像所見を呈する。感染症におけるびまん性のすりガラス影は,ウイルス性肺炎 (図 10)や Pneumocystis 肺炎に比較的頻度が高くみられる。ウイルス性肺炎では,肺胞腔への出血,びまん性肺胞損傷がその背景変化となる。呼吸性のウイルス性肺炎(インフルエンザウイルス肺炎,アデノウイルス肺炎)では,気管支肺炎様の浸潤影や細気管支影の顕在化を伴うことがある。~~


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2015.11.16 『呼吸』Vol.34 No.11 が発刊されました。
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2015.10.02 『呼吸』はVol.34 No.12 で休刊となります。
2015.09.15 『呼吸』Vol.34 No.9 が発刊されました。
2015.08.17 『呼吸』Vol.34 No.8 が発刊されました。
2015.07.15 『呼吸』Vol.34 No.7 が発刊されました。
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6月号では、コロナウイルスの感染症 中東呼吸器症候群(MERS)について、「総説:いま、警戒すべき輸入ウイルス感染症」で解説されています。執筆は長崎大学熱帯医学研究所新興感染症学分野の 安田二朗先生です。
2015.06.03 『呼吸』Vol.34 No.6 が15日に発刊されます。長崎大学野の 安田二朗先生により中東呼吸器症候群(MERS)について、「総説:いま、警戒すべき輸入ウイルス感染症」で解説されています。
2015.05.15 『呼吸』Vol.34 No.5 発刊
2015.04.15 『呼吸』Vol.34 No.4 発刊

一般社団法人 呼吸研究解散のご案内
拝啓
 平素は一般社団法人 呼吸研究の活動に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、一般社団法人 呼吸研究は本年3月に法人組織を解散し活動を停止することになりました。
 滝島任先生が初代編集委員長として、1982年9月に創刊された雑誌『呼吸』は、読者の皆様やご寄稿いただいた先生方など大変多くの方々からのお力添えを賜り、呼吸器学の月刊専門誌として、基礎から臨床にいたるまでの最新知見を読みやすい誌面でお伝えしていくことを目標に、刊行を続けてまいりました。その『呼吸』が諸般の事情により、2014年末に34巻12号で冊子体としての発行を休止いたしました。
 その後、『呼吸』編集委員会は、呼吸器関係の学術誌が限られた発行状況にあることを考慮して、『呼吸』バックナンバーのWeb上での閲覧を持続するとともに、電子図書『呼吸』eレポートの発行を行ってまいりました。
 しかし諸般の状況検討により、今後の活動継続は困難と判断し、法人解散の手続きを関係者の体力的に余力があるうちに実施することを編集委員会の総意として決定しました。
 法人解散後は、一般社団法人 呼吸研究が有していました『呼吸』等発行図書の著作権を公益財団法人 日本呼吸器財団に承継していただき、WEB上での “『呼吸』バックナンバー検索・閲覧システム”の維持運営と発行済『呼吸』eレポートの閲覧公開を継続することにしています。

 長きにわたり『呼吸』と一般社団法人 呼吸研究の活動にご支援賜りました皆様方には厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
 末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
敬具

2020年2月 
一般社団法人 呼吸研究
事務局