一般社団法人 呼吸研究 RESPIRATION.JP|雑誌「呼吸」by Respiration Research Foundation 


最新号 3巻2号



~~今月の論文(『呼吸』バックナンバーより)~~

呼吸27(12): 1151―1156,2008
講座画像診断
  CTでみる肺感染症    ② 市中肺炎のCT診断
要旨  肺炎はわが国における死因の第 4 位であり,その診断と治療について臨床医は熟知しておく必要がある。しかし,実際の臨床の現場においては,細菌・免疫検査の結果を待たずに治療を開始せざるを得ないことが殆どである。その治療の一助となるのが画像所見であり,胸部 X 線写真とともに CTが行われるケースも多い。最近では,市中肺炎の起炎菌を推定することが可能となる CT所見の報告が多数なされている。本稿では,細菌性肺炎と非定型肺炎に分類し,それぞれの特徴的とされる CT所見について解説する。


キーワード: 市中肺炎  CT
         図8  マイコプラズマ肺炎,30 歳代,女性
        HRCT(大動脈弓部レベル)。右 B2 の系統的な気管支壁肥厚所見を認める(矢頭)。
        周囲には小葉中心性粒状影(矢印)が散見される。


~~マイコプラズマ肺炎の起炎菌である Mycoplasma pneumoniae は細胞壁をもたず,表面は lipoprotein で覆われている。~~
~~胸部 CT 所見:気管支血管周囲間質へのリンパ球を主体とした炎症細胞浸潤を反映して,系統的な気管支壁肥厚をほぼ全例に認める(浸潤影を伴い,気管支壁の評価が困難な場合には,病変が軽微な部位に注目する)(図 8)。また,間接障害を反映してすりガラス影や浸潤影,小葉中心性粒状影を認める6)。細気管支および細気管支内腔病変を伴っているため,末梢の容積減少を伴いやすい(肺胞性肺炎では逆に容積増加する)。~~


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6月号では、コロナウイルスの感染症 中東呼吸器症候群(MERS)について、「総説:いま、警戒すべき輸入ウイルス感染症」で解説されています。執筆は長崎大学熱帯医学研究所新興感染症学分野の 安田二朗先生です。
2015.06.03 『呼吸』Vol.34 No.6 が15日に発刊されます。長崎大学野の 安田二朗先生により中東呼吸器症候群(MERS)について、「総説:いま、警戒すべき輸入ウイルス感染症」で解説されています。
2015.05.15 『呼吸』Vol.34 No.5 発刊
2015.04.15 『呼吸』Vol.34 No.4 発刊

一般社団法人 呼吸研究解散のご案内
拝啓
 平素は一般社団法人 呼吸研究の活動に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、一般社団法人 呼吸研究は本年3月に法人組織を解散し活動を停止することになりました。
 滝島任先生が初代編集委員長として、1982年9月に創刊された雑誌『呼吸』は、読者の皆様やご寄稿いただいた先生方など大変多くの方々からのお力添えを賜り、呼吸器学の月刊専門誌として、基礎から臨床にいたるまでの最新知見を読みやすい誌面でお伝えしていくことを目標に、刊行を続けてまいりました。その『呼吸』が諸般の事情により、2014年末に34巻12号で冊子体としての発行を休止いたしました。
 その後、『呼吸』編集委員会は、呼吸器関係の学術誌が限られた発行状況にあることを考慮して、『呼吸』バックナンバーのWeb上での閲覧を持続するとともに、電子図書『呼吸』eレポートの発行を行ってまいりました。
 しかし諸般の状況検討により、今後の活動継続は困難と判断し、法人解散の手続きを関係者の体力的に余力があるうちに実施することを編集委員会の総意として決定しました。
 法人解散後は、一般社団法人 呼吸研究が有していました『呼吸』等発行図書の著作権を公益財団法人 日本呼吸器財団に承継していただき、WEB上での “『呼吸』バックナンバー検索・閲覧システム”の維持運営と発行済『呼吸』eレポートの閲覧公開を継続することにしています。

 長きにわたり『呼吸』と一般社団法人 呼吸研究の活動にご支援賜りました皆様方には厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
 末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
敬具

2020年2月 
一般社団法人 呼吸研究
事務局